ブログの目的とは全然関係ない、私のプライベートなこと
誰にも知られたくないけれど、同じ気持ちの人がいたら共感して欲しくてブログにしました。
私はこの春から上京をします。その準備のために先日、住民票を生まれ育った家から1人で生活する部屋へ変更しました。
この時に、私はもうこの家に帰ってくることはないと確信をもっています。
更に言えば、家族の耳が届く範囲で暮らすことはないと思ってます。
ある知人の卒業制作をみた時、その時は特に何も思わなかったけれど
ドラマを観ていて、彼の卒業制作と共鳴しました。
彼の卒業制作は、「I AM ALIVE」という作品で彼自身がゲイであるというのを告白した作品でした。
(私にとっては)彼が誰を好きになろうと知らないことだし、関係ないことだと思ってます。
今まで辛かったねといった同情も、かわいそうだねと蔑むことも思わなかったんです。
ドラマは、木曜の10時から放送されていたドラマで3つの家族が一つの庭を介し一つの集合住宅で暮らすという物語で、その1家族がゲイのカップルでした。
その集合住宅を設計した建築家の彼のもとにペアがおしかけて一緒に暮らしていて、建築家の彼は親にも、会社にも、誰にも自分が好きになる人がどんな人かを伝えていない状態でした。
その状態だったのですが、あることをきっかけに会社や、集合住宅で一緒に暮らしている他の家族、そして親にまで知られてしまいました。
ペアの子が彼に対して、親に対して打ち明けてしまえばいいのにと言った時に、彼は
親に知られないことが俺ができる一番の親孝行だ。
と言ったのです。
私はこのセリフを聞いた夜、頭の中でこのセリフがずっと頭の中でまわっていました。
私自身、今までお付き合いをさせてもらっていた人は男性でした。
ですが、実は片思いをしたことのある人は男性と女性でした。
男の人のように同性にかっこいいと思われたい日と
女の人のように異性にかわいいと思われたい日があります。
自分の気持ちが高まる時は特にどちらかに思われたいです。
ルーティンのように暮らす日はだれからみられても年相応のTPOに配慮した清潔感のある人間に思われたいと思ってます。
彼の卒業制作、ドラマを観て無意識に逃げていた、自分はどんな人が好きでどんな人に思われたいのかが
周りの友達が認識している私自身、家族が望んでいる私自身とはずれていることをガツンと投げつけられました。
ただ、私はbisexualityです。私はQuestioningです。と確信をもって言えません。
私自身は、彼の卒業制作をみた時に無関心だったのは当事者じゃないから。彼のことが(性的な意味ではなく)好きでも嫌いでもない人間だったから受け入れも拒絶もしなかった。
でも、私はもしかしたら当事者で家族も当事者になる可能性がある。受け入れてもらえるかもしれない、拒絶をされてしまうかもしれない。何かしらの反応をされるのがすごく怖い。
反応されてしまったら私はどう家族のリアクションに対して返せばいいのかわからない。
私は私がいちばん大事なのでその状況にはしたくない。
何番目かに大事な家族のことを考えるとしてもその状況は嫌だ。
隠し事を大切な人に打ち明けることはその大切な人に罪悪感を押し付けることになる。
というのを聞いて、まだ、LGBTQは隠し事だ。私は家族にそれをさせたくないです。
だから私が、望んでいる像と一致していると100%いいきれない限り家族の手や目や耳が届く範囲でこれからなるべく、暮らさないと思います。
もしかしたら、私以外の人からみたらそんな風に考えていることは愚かなことかもしれないし、もっと私や私の家族がお互い気持ちよく暮らせる方法はあるかもしれないけれど、22歳、これから働きはじめる私にはこうやって暮らすしか今は思えないです。